障害児を育てると言うこと。一般的な育児書があてにならない育児をするということ。
医療的ケア児を育てるということ。未知の育児をするということ。
重度聴覚障害児を育てること。自分の知らなかった世界を想像しながら育てること。
多発奇形の子供を育てるということ。様々な科の医者にかかり、様々な手術をする必要があるということ。
発達がゆっくりとした子供を育てるということ。そもそも”ヒトが育つ”とはどういうことか、”ヒトが生きていく”とはどういうことか、原点に立ち返って考えて物の見方を変えてみること。
こざるの子育ては別ルートの子育てだと思う。
”生まれて死ぬ”ことはみんなと同じ。でもその道は誰も通ったことの無い道。
地図にも無いし、案内人もいない。
不安だらけと言えば不安だけど、知らない世界を見る、という好奇心も感じている。
障害児が生まれたら自分の人生終わった、という人もいるけれど、考え方の違いかな。
何もしないで”終わった”とか思いたくない。子供だって障害持って生まれたからって、不幸なわけじゃない。(大変だし苦労もするけど)
子供が生きて色んな体験をして、”嬉しいな””楽しいな””心地よいな”と思えることが、少しでもたくさんありますように。
人生の終わりにこの経験をしまっておく袋が、パンパンに膨れていますように。
親もまた、素敵な気持ちになったことをしまっておく袋が膨らんでいますように。
自分の人生は自分でプロデュースするもの。
悲しかったり、辛かったりする記憶より、楽しかった記憶だけ残るようにしたいよね。
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